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四十路シングル女子のお得生活

WordPressテーマ「Logue (tcd020)」

生き方をデフラグする|ぼくたちに、もうモノは必要ない。

読んでいくうちに、すーっと、腑に落ちた。

こんまりさん(片付けコンサルタントの近藤麻理恵さん)の「片付けの魔法」にしろ、「断捨離」にしろ、片付けたら気持ちイイ、スッキリ快適♪ってのは誰でも実感できるだろうし、その結果“家事がラクに”なって、“自分の時間が持てる”ようになったり、“余裕が出来た、イライラしなくなった”ーーっていうのは、実感できなかったヒト(=そこまで片付けられなかったor読んだだけで着手しなかった人)にも、想像がつくんじゃないかと思う。
だけど、体験談の中にときどき出てくる、
“片付けたら、すべての歯車が良い方向へ回り始めた”
的なヤツ。

アレは何なんだろう…って、 ずーっと気になってて。
スピリチュアル的なモノは嫌いじゃない(むしろ好きな方)し、科学的じゃないから否定する気はサラサラないんだけど
「何でだろー?」って、断捨離系の本を読むたび不思議で。

書店で見かけるたびにパラパラめくって、だけど買わなかったこの本。

佐々木典士『ぼくたちに、もうモノは必要ない』

買って読みました。

「なんであと数ページ読まなかったんだ!」って、過去の自分に言いたい。
だって、第1章にあったんです。
私を納得させて、数年来の疑問を氷解させた一言が。

「人間」は5万年前のハードウェア

これだけだと「??」になっちゃう人も多そうだから、もうちょっと読んでみる?

ぼくたちのハードディスクであり、メモリであり、プロセッサである脳は400年前の江戸時代どころか、5万年前から進化していない。アップルのような企業が(…中略…)イノベーションを起こしてくれるわけでもない。進化していない5万年まえのハードウェアに情報もモノも詰め込みすぎている(…後略)

=P53 第1章 なぜ、ミニマリストが生まれたのか? より=

これに対応する文章が、後半にもう一度登場する。

 人は5万年前のハードウェアである。脳も身体も5万年前から進化していない。そこに異様なまでに増えたモノも情報に過剰に詰め込めば、ぼくたちはアイコンがぐるぐるしているあのパソコン同様にフリーズしてしまう。デジタル・ネイティブ世代だからといって、脳のハードディスクが多めに搭載されたり、高機能なメモリを積んでいるわけではない。
 モノを減らせば、モノから受け取るメッセージは減る。モノのために使われるメモリも減り、脳は快適に働けるようになる。

=P233 第4章 モノを捨て、ぼくが変わった12のこと より=

片付けとか断捨離っていうのは、環境の(ひいては自分の脳の)ファイル整理と最適化(デフラグ)だ!
なんだ、いつも当然のようにやってる事じゃないか。
と、急にストンと来た。

最近パソコンの動き悪いな…
 ↓
そういえばしばらく整理してないな
 ↓
終わった仕事のファイルはDVDに焼いて、空き容量増やそう
 ↓
デフラグは食事の間にしておけばいいかな

っていうのを、自分の人生(というほど大袈裟じゃなくても、仕事場とか自宅とか)に対して、やらないで来たのが、むしろ不思議に思えてくる。

ちなみに、デフラグっていうのは、使っているうちにハードディスクの中に細切れになって保存されてしまったデータを、まとめ直して読み出しやすくすること。
ペン立てとか引き出しとか玄関(!)とか子ども部屋とか、家のあちこちにバラバラに置かれている、ハサミとかペンとかガムテープなんかを、リビングの「文房具コーナー」に戻すイメージ。
これって、まさに片付けそのもの!じゃない?

使えそうだと思ってインストールしたけれど、思っていた機能がなかったフリーソフトは、消してしまおう。
バーゲンで買ったけど、結局1回くらいしか着ていない服は、売ってしまおう。

デスクトップ画面一杯にファイルやアイコンを並べると、動作が重くなるし、使いたい時に見つけにくいから、整理!
作業が終わったら、机の上に何にも置かないように決めたら、いつでもすぐに仕事が始められて、気持ちイイ!

見事に対応してるw

パソコンを整理して、買った時のスムーズな動きで使えたら、イライラしないし、仕事早く終わるかもだし、そしたら気になってたけどスルーしてたコトを調べてみる余裕ができたりして、新しいコトにチャレンジしたり、勉強を始めるキッカケになったりするかも?

だったら、身の回りを整理して、余分なモノに煩わされなくなったら…
ストレスがなくなって、気分がアガって、しかも周りを見る余裕があって、気づかいなんかもできちゃう?
…そりゃ、人間関係も良くなって、今まで見逃してたラッキーを見逃さずにキャッチできるなら、毎日がハッピーにもなるわ。

納得っ!

あ、でも、だからって、何でもかんでも捨てなさいってんでは、ナイですからねー

著者の佐々木さんが

ミニマリストとは、
「本当に自分に必要なモノがわかっている人」
「大事なもののために減らす人」
だと、ぼくは考えている。

と語られている通りで、自分に必要なモノが何かは、人それぞれ。

パソコンだって、ゲーマーの人と、ミュージシャンやデザイナー、トレーダー、写真家…それぞれに、絶対欠かせないアプリとか機能があるように。
自分にとって欠かせないものを見極める作業は、必要。

その昔、私がパソコンサポートのお仕事をメインでやっていた頃のお客様で、パソコンを軽くしたいからと、ありとあらゆるファイルを捨てる、というデータ大掃除を敢行された方がいらっしゃいまして。
勢いづいてシステムファイル(パソコンそのものの動作に欠かせないファイル)まで消しに消しまくった結果、起動すら怪しくなり、HELP!のお電話が…(汗

パソコンを快適にするはずが、逆に動作がおかしくなって、復旧に時間とお金がかかってしまった…と、これでは本末転倒。

断捨離は、あくまでも計画的に。
特に家族や同居人がいる方は、試行錯誤しながら徐々に、がオススメですよー

一気にやらないとできない?
それは、片付けたり捨てたりが目的になっているから。

大丈夫。
自分、っていうハードウェアを、本当に自分が必要な機能を引き出せる環境に置くため。
そこが目的に置ければ、紆余曲折したって、大きくはブレないから。

まず、自分に必要なモノ、優先したい大事なものについて考えるのが大事なんだな。
そう気付かされた一冊でした。

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